Marked 1.3.3
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今日知ったMarkedというMacのソフトが便利。
なんてことない、Markdownのプレビューワだ。エディタではない、ただのプレビューワというところがポイント。既存のテキストエディタと併用することを想定して作られている。実際の使い方はサイトにある紹介ビデオがわかりやすいだろう。ファイルをドラッグ&ドロップするだけ。
ただのプレビューワだからこその場所を取らないミニマルなUIが良い。プレビューワだからこその、控えめなウィンドウ幅でしかも画面の右寄りに表示されるのが良い。プレビューワだからこそのライブプレビューが良い。
適応スタイルはシンプルなプリセットがいくつかあるし、もちろん自分でCSSを書いて付け足すこともできる。HTMLの書き出しもボタン1つ。アウトラインとジャンプ機能もある。Markdown変換エンジンは好みのものを別途設定することもできる。
結局Markdownなんてプレーンテキストなんだから大げさに専用のエディタなんて使わずに気軽に普段使いのテキストエディタでやりたいのよ。そのための記法でしょ? あくまで用途によってはたまにプレビューしたくもなる、くらいで。
毎度のCotEditor+Markdownシンタックスで書いて、プレビューしたくなった時点でMarkedをラウンチ。
手抜きのためにMarked呼び出しはAppleScriptにやらせよう。これならMarkedをDockに入れておく必要すらない。
tell application "CotEditor"
if exists front document then
tell front document
if coloring style is in {"HTML", "HTML5", "CSS", "JavaScript", "PHP", "SVG"} then
-- reload Safari
tell application "Safari" to do JavaScript "location.reload(true);" in document 1
else if coloring style is "Markdown" then
-- launch Marked
set thePath to path
tell application "Marked" to open thePath
end if
end tell
end if
end tell
プレビュー用のcontrol + Rで実行させるスクリプトを拡張してモードがMarkdownのときはMarkedが開くようにした(ちなみにHTMLとかCSSのときはSafariがリロードされる)。
AppleScript EditorにこのスクリプトをコピペしてCotEditorのScriptMenuフォルダ (~/Library/Application Support/CotEditor/ScriptMenu) に保存して下さい。ショートカットキーはスクリプト名の末尾 (この場合@r) で指定できます。
純粋にスクリプトメニューからMarkedを開きたいだけの場合は以下で。
tell application "CotEditor"
if exists front document then
tell front document
set thePath to path
tell application "Marked" to open thePath
end tell
end if
end tell
まぁMarkedは1度開いちゃえばあとはテキストエディタの方でファイルを保存するたびに連動して勝手にアップデートしてくれるからラウンチだけで良いんだけど。
そして個人的に最高なのが "Save RTF"。スタイルを適応した状態でリッチテキストで保存できる。Markdownって書慣れてる側としては書きやすいからREADMEだのなんだのに使いがちなんだけど、知らない人からするとやっぱりなんだかんだでリッチテキストの方が見やすいわけで。でも一度Markdownで書いたもののリッチテキスト版を別途作成するのも二度手間。そこでこの Save RTF、読ませる相手によってフォーマットを使い分け。もう、本当にこんな機能こそがほしかった。
あとはせっかくなんだからさらに脇役らしく立ち上がったときにDockにアイコンが出ないような設定ができるようになったら最高だなと思いつつ別にそこは使用には支障はない。これはコンパクトな良いソフトウェア。有料ソフトで350円するんだけど、350円くらい、喫茶店1回分だろう。いいじゃないそのくらい適正価格。