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CotEditor + MarkedでreST / Textile編集

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以前当ブログで、CotEditor(テキストエディタ)Marked(Markdownビューワ)を組み合わせたMarkdown編集環境を紹介したのですが、実は同じ組み合わせでreSTやTextileの編集環境を作ることも可能です。

つまり、CotEditorreStracturedText (a.k.a. reST) もしくは Textileのエディタをして使い、Markedでそのプレビューを行います。

世の中Markdown編集ソフトというのは結構出てきているのですが、reStracturedText やTextileとなると、とたんにその選択肢は少なくなります。けっこう皆さんreSTやTextileに関してはしぶしぶコマンドラインでHTMLに書き出してブラウザでプレビュー、なんて原始的な方法を取っているのではないでしょうか。せっかくの軽量マークアップ言語、プレビューもスマートにいきたいものです。

そこでCotEditor + Marked

おさらいをすると、MarkedとはMarkedown文書をリアルタイムプレビューするMac OS Xのシェアウェアです。詳しいソフトウェアの紹介は冒頭でリンクした当ブログの過去の記事に譲ります。MarkdownプレビューワというふれこみのこのMarkedですが、このソフトはレンダリング・プロセッサをカスタム設定できるので、そこにreSTやTextileのレンダリングエンジンを設定すれば実はそれらのプレビューが可能になるのです。

ただし、現時点でMarkedは複数のエンジンを同時に設定することはできないので、Markdown / reST / Textileいずれかの専用プレビューワとしてしか使用できません。その点はご注意を。

よって本稿は、MarkdownよりもreST / Textileがメインの人、もしくはMarkdown用エディタは別に整えていてよりニッチなreST / Textile用のエディタ+ビューワを探している人向けになります。

また、ここまで読んで気づく人は気づくかもしれませんが、Markedはエディタとビューワを分離させるのが売りのソフトウェアなので、エディタ部分は別にCotEditorでなくてもかまいません。ただ私が熱心なCotEditorユーザなのでCotEditorとの連携に絞って紹介します。他のエディタをお使いの方は適当に読み替えて下さい。

ということで、以下その設定方法を解説します。reSTとTextileの設定方法をまとめて書いているので、適宜必要な方を拾いながら読んで下さい。

ちなみに紹介した方法で実際に動くかは、一応手元 (OS X v10.8.2 + CotEditor v1.3.1 + Marked v1.4) で確認済です。


シンタックス定義 for CotEditor

まずはCotEditor側の設定です。CotEditorにはデフォルトで reStructuredText / Textile のカラーリング定義が入っていないので、配布されている定義を手動で追加します。

以下のCotEditor用シンタックス定義配布ページ(とかもったいぶって書いてますが自分のサイト)からそれぞれの定義をダウンロードしてCotEditorに加えて下さい。追加の方法はページの冒頭に書いてあります。

ちなみにreSTのシンタックス定義は、アウトラインの階層化を行わないものとPythonドキュメントの慣例に従った階層化を行うものとの2種類があるので好みで選択して下さい。

CotEditorのreSTカラーリング定義
CotEditorのreSTカラーリング定義
CotEditorのTextileカラーリング定義
CotEditorのTextileカラーリング定義

レンダリングプロセッサ for Marked

次にMarkedの設定です。Markedのレンダリングプロセッサを変更して、MarkedをreStructuredText / Textileビューワに変身させましょう。

reStructuredText

MarkedにreSTを解釈させる方法は、ありがたいことにすでに以下のブログにまとめられています。こちらの説明を参考に設定しましょう。

Textile

MarkedにTextileを解釈させる方法はMarked公式の解説があります。

ただし英語なので、軽く和訳してみます。

  1. https://github.com/bradchoate/text-textileからTextileをインストールする。 もしくは Terminalで sudo gem install RedCloth を実行する。
  2. Markedの環境設定から設定を行う。下図はPerl版の例。RedClothの場合は同欄に /usr/bin/redcloth を入力。
    /usr/local/bin/textile
    cite: http://support.markedapp.com/kb/how-to-tips-and-tricks/using-textile-with-marked

Note: パスは環境によって異なる場合があります。正しいパスはそれぞれ which textilewhich redcloth をTerminalで実行することで得ることができます。

これでMarkedはあなたのTextileプレビューワになりました!

もしPerl版でUTF-8のTextile文書に問題がある場合は、このgistを参考に、コマンド /usr/local/bin/textile をgistのこの生データに差し替えて下さい。

上記の引用元のスクリーンショットは古いバージョンの物なので、最新版(v1.4)でのスクリーンショットも載せておきます。

/usr/local/bin/textile
Marked v1.4でのカスタムプロセッサ設定

CotEditorとMarkedの連携

エディタとビューワが分かれているとちょっとめんどくさいのではと考えるのがアプリケーション間の連携。わざわざFinderに移って編集中の書類を探してそれを相手のアプリケーションアイコンにドラッグ&ドロップするのが正攻法ですが、ちゃんと設定すれば双方向の切り替えはショートカットキーやメニューバーからできるようになります。

CotEditor → Marked

/usr/local/bin/textile
CotEditorのスクリプトメニュー

CotEditorで編集中の書類をMarkedで開く方法については以前、ショートカットキーまたはスクリプトメニューから一発でできるようにするCotEditor用のスクリプトを書いたので改めて紹介しておきます。

記事中盤にそのスクリプトが載ってます。1つ目の Preview.@r.scpt を使う場合は、コード7行目の "Markdown""Textile" もしくは "reST" に書き換えて使って下さい。

Marked → CotEditor

今度はMarkedでプレビューしている書類をCotEditorで開く方法。Marked側には環境設定エディタを設定する欄があるので、ここでCotEditorを選んでおけば control + E でMarkedで開いている書類をCotEditorに持って行くことができます。メニューバーから実行する場合は File の Open in Editor で。

/usr/local/bin/textile
Marked 環境設定 > Window

複数エンジン平行利用の展望

以上の設定をすると、MarkedはTextile / reSTプレビューワとして生まれ変わります。しかし冒頭に書いた通り、今度はそれらの専用機となってしまいMarkedownのプレビューはできなくなります。本当は拡張子かなんかで切り替えられるといいんだけどね。ってことでそういった要望はもう上がっていて、開発者も考慮はしているみたいです。今後のアップデートに期待したい。

以上。お役に立てば幸い。

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