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O'Reilly『リーダブルコード』

→ amazon:Book『リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック』/O'Reilly Japan

ちょっと前になるが、オライリーの『リーダブルコード』を読んだ。既に評価の高い本ではあるが、面白かったので私も書き留めておく。

この本は、サブタイトルの より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック が示す通り、読みやすいプログラムコードを書くための指南書である。

もともとキレイなコードを書くのはすごく好きなので、自分で言うのもアレだがあんまり壊滅的な書き方はしていないつもり1だが、逆に言うとより美しいコードへの欲求が強いのでさらなる高みを目指して興味を持って読めた。本自体が平易な語り口で分量もP200程度なので、エッセイを読む感覚で移動中やお風呂タイムなどの空いた時間に気軽に読める。オライリーだからと構える必要はない。

サンプルコードにはJava, C++, Python, Rubyなど様々な言語が使われている。オブジェクト指向プログラミングの基礎がわかっていれば全ての言語を知っていなくても内容理解には困らない。むしろ、一つの言語に縛られず "読みやすいコード" という一つ上の普遍的な層の話をしてくれるので良い。ちなみに最後の章の実践編みたいのはまるまるC++で書かれている。

前半は変数の命名法などのシンプルな内容からスタートし、後半になるとネストのリファクタリングやクラス設計など高度な話になってくるので、あまり尻込みせずにひとまず読み始めてみて、難しくなってきたら将来に取っておく、くらいでいいのではないだろうか。

こういうのって経験に基づく蓄積だったりグループワークならその中でのコーディング規則だったりするんだろうけど、その項目と理由と事例コードがコンパクトにまとまっているのが良い。より高次な内容へと進む章立ても良いと思った。

本書内メッセージの一つである、テクニカルな記述を駆使して何が何でも1行に納めるのではなく複数行でも良いからやってる手順を読ませるコーディングを、というのは共感。自分でもやりたくなることがあるから自戒だな。私がPerlの@_が嫌いなのはこの辺が理由なのだが、Pythonのリスト内包表記はどうなんだろ。Python慣れてくると読みづらくはないんだけど。リスト内包表記のifは読みづらいかな。慣れかな。

人に読ませたくなる本だ。ただちょっと高い気がするのが買わせるにはネック。まぁこの手の本の価格としてはこんなもんだとは思うけど。良書。

  1. むしろ "読みやすいコードを書く人" と一部で名高かった()。

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