CotEditorでMarkdown
先日CotEditor用のMarkdownカラーリング定義ファイルを作りましたが、ついでに、とCotEditorのスクリプトメニューからMarkdownをHTMLに変換するスクリプトを探してみたら、意外と見つからない。というよりも、以前はそれについて書かれたBlog記事がいくつかあったのですが、現在はいずれも閉鎖されて見られなくなってしまっているようなのです。
いくつかのサイトからのリンクが残ってるのを見るに、kazさんのJAM LOGになんか書いてあったようなのですがJAM LOGも数年前に既に閉鎖。今では跡地も残っておらず見ることができません。
- JAM LOG : CotEditorでMarkdown () リンク切れ
- http://jamlog.podzone.org/index.php?id=605
探し出すと気になってしまうものですが、自分でどうにかするほどではないしまぁ諦めるかな、と考えたそのとき、ふと思い立ちInternetArvhiveで色々ひっくり返してみたら当時のこのページの本文が出てきました。で、該当記事に記されているとおりにやってみたら今もちゃんと使える。おぉ。
個人的にはMarkdownはHTMLの簡易記法、ではなくプレーンテキストを見やすく構造化するために使ってるのでHTMLに変換することはあまりないのですが、ぐぐってもやり方が出てこないのは不便なのでせっかく掘り出したことだし、ちょっと転載っぽくはあるがやり方を書いてみようと思います。
kazさん勝手に失礼します。
Markdown変換スクリプト
まず本家Markdownのサイトへ行き、MarkdownをHTMLに変換するPerlスクリプトをダウンロードします。
ファイルを解凍したら、その中にあるMarkdown.plを使います。任意のエディタ(というかCotEditor)でMarkdown.plを開き、最初の「#!/usr/bin/perl
」の後にコピー&ペーストで
# %%%{CotEditorXInput=Selection}%%%
# %%%{CotEditorXOutput=ReplaceSelection}%%%
の2行を追加して保存、その後Terminal.appから
$ chmod +x Markdown.pl
でMarkdown.plに実行権を与えます(ファイルまでのパスは各自揃えて下さい)。
次にそのMarkdown.plをCotEditorのスクリプトフォルダに突っ込みます。CotEditorのスクリプトメニューから「スクリプトフォルダを開く」を選択するとFinderで該当フォルダが開くのでそこに入れて下さい。ついでにここでわりやすい任意のファイル名に好みで変更。それができたら「スクリプトメニューを更新」を実行してみよう。
これでCotEditorのスクリプトメニューに追加した変換スクリプトが表示されます。あとは、書いたMarkdownの任意の範囲を選択して、スクリプトを実行すれば良い。選択範囲がHTMLに変換されます。
Markdown.plist v1.0β2
また、先日作ったカラーリング・シンタックス定義の方も少し修正しました。タイトルまわりをもう少し厳密にピックするようにしたのとブロック+インデント時のカラーリングの改良です。前者はまぁいいと思うのですが、後者はまだリストの入れ子にコードや段落を混ぜて入れる、とかされると辛いかもしれません。まぁこの辺りはVimのMarkdownカラーリングでもできてないので勘弁してくれ。
置き場は同じ。