突然ですが、ヒカシューのライブに行ってきました。1人で。ニコ動とかみてヒカシューのライブ楽しそうだなぁと思っていたのですが、ふと調べたらちょうど良い日に単独ライブやるみたいだったので、前売りを予約して吉祥寺まで行ってきた。ナイスタイミング。
とはいえ、ヒカシューはほぼ80年代の作品(というか1stから3rd)しか知らないので一応最新アルバムを事前にiTSで購入して予習。ニコニコに上がってるライブ動画とかは全部見てるので、なんとなくライブの方向性はわかるが、激しいのだったらどうしようとか知らないのばっかりやったらどうしようとか若干ビビりつつ。まぁ、この新譜はもともと気になってたので良い機会だった。
さて、で、当日。チケットを引き換えたあと吉祥寺をぶらぶらして、会場ちょっと前に並ぶ(整理券入場式)。思ったより若いおねえちゃんが多いんで「なんだ、若い人もいっぱいくるんだ」と思ったら、前座の相対性理論てバンドの方のファンだったっぽい。実際席座って開演待ってたときも、カバンにYMCKのキーホルダーが付いてたり、ポリシックスの話してる人がいたり……。次世代の人たちだった。もちろん全員がそうじゃないだろうけど。
で、会場内は普通に椅子が並べてあり所々にドリンクをおくための丸テーブルが。お、座る式か。前の方で巻上公一と三田超人が見やすそうな席を取る。最前列もまだ空いてたけど初ライブなんで空気読んで最前は避ける。それにしても座るライブ万歳。なんかもうオールスタンディングライブとか行けない気がしてきた。客が立たなきゃいけない意味が分からない。
開演前にグッズ売り場をひやかすとヒカシューTシャツを発見。つい買ってしまう。Tシャツに弱い。あと、かわいかったんで缶バッヂも。何に付けよっかなぁ。
開演時間になると、巻上公一がステージ上に出てきてご挨拶。おぉ、生巻上だ。神々しいぜ。つかこの人はなんで80年の動画を見ても2008年現在生で見てもほとんどルックスが変わらないんだ。ちょっと挨拶をしてまたすぐはける。
相対性理論
まずはそのゲストの相対性理論。3曲2セットで6曲ぐらい唄ってたかな。いや、7曲か? まぁいいや。この、相対性理論、ネットとか見てると名前や評判はちょくちょく飛び込んできたり、MySpaceでデモ聴いたことあったりはしたんだけど、うーん、苦手だ。もうしわけないけど。最近風のポスト渋谷系/ポスト・ニュー・ウェーブに抑揚を押さえたガールズボーカル。なんか、うん、こういうボーカル苦手なんだよなぁ。パフュームとかがダメなのもこの辺な気がする。バックの音も普通で別に気になるところなかったし。つかこの手の曲ってみんな同じに聞こえる orz。
ヒカシュー
で、ステージセッティングを兼ねた休憩をはさんで本編、ヒカシューのライブ。セッティングは普通にメンバーの人がウロウロしながらやってたんで、それを見てたのしむ。
本編開始。頭の曲は最新アルバム『生きること』のタイトルチューン「生きること」。緩急が激しい曲なのですが、その分ヒカシューのエネルギッシュさと表現力が光る。入りも良い。
もう、のっけっからね、激しいわけです。前座が抑揚なかったせいもあって、もう圧倒されまくり。おっさんたちすげー。かっこいい。
そのままつづいて同じく『生きること』から「入念」と「デジタルなフランケン」。予習しといてよかったー。てかかっけー。その後MCやったり三田さんが歌ったり。
基本的に巻上氏はテルミンを演奏しながら歌う。時折サンプラー(的なもの)突いたり、カオスパッド(的なもの)撫でたり。口琴びやびやしたり、ラッパ吹いたり。で、声という声を駆使して歌う。歌うというか、もはや巻上公一という楽器である。プロすぎる。これだけ声の可能性を追求しているの素晴らしいことだ。歌声はあいかわらずいい声。ってか上手くなってないか? 昔より。
動きの方もダイナミックで、もともとテルミンって身振りで演奏するもんだからアクションは色々必要なんだけど、なんだろ、かっこいいんだ。大げさな動き、表情も含めた身体的な表現。ステージをところ狭しと動く動く。なんか機材とか倒れないか心配になってくるくらい。音と動きが連動してるってのも心地よくていい。テルミンがこんなカッコよく演奏できる楽器だとは思わなかった。
かつ、MCがうまい。うまいっつーか、普通にうまい。楽しい話をうまいこと入れて次に繋げる。海外のトホホ話とか。うん、普通に面白かったなぁ。曲に入った瞬間に切り替わって、はいっちゃうのがカッコいい。
むしろ三田超人(旧 海琳正道/ちなみに "みたフリーマン" と読む)の方が口を開いたら変な人だった。巻上さんが三田さんを止めてて、なんか巻上さんがすごく常識人に見えた(いや、そうだとは思うけど)。三田さんは動画とかでみててすごく気になってたので生で見れて良かった。見た目は普通のナイスミドルになってたけど、言動は変な人。カレー好きな三田超人は最近ボルシチに凝ってるらしい。いいなぁ、ボルシチ。
あと、メンバー同士でたまに笑い合いながらやってるのが良かった。楽しそう。落ち着いた空気が流れている。
で、なんのかんので本編最後は「パイク」。おぉ!ここで来たかパイク。ヒカシューで一番好きな曲だ。
パイクの曲紹介のときに前の方にいたお客さんと普通に1対1でしゃべり始める巻上氏。「なんかここだけで話してるね」みたいなことを言いつつ、それを指して曰く「インタラクティブ・ライブ」。爆笑。某H沢氏のことかー!! ただの会話をインタラクティブ・ライブと称する素晴らしきアンチテーゼ。
で、パイクやったんだけど、間奏で巻上氏が踊ってたのがステキだった。いや、基本どの曲も若干踊ってるんだけど、これは激しい。
アンコールは2回。「びろびろ」に「プヨプヨ」。うは、両方とも熱いな。「プヨプヨ」はマイクくわえるのはもうやらんのか。最後の笑い声がカッコよかった。つか表情が役者だ。かっこいい。
そして無事ヒカシューのライブは終わったのでした。7時半に開始して10時に終了。最初は相対性理論だったから、ヒカシューはだいたい2時間に満たないくらいでしょうか。非常に充実してた。
そいで、結論としては、予想以上にヒカシューがライブバンドだということがわかった。CD聞いてても正直このライブの1/10も伝わらない。どうして伝わんないんだろうというぐらい、CDとライブじゃレベルが違う。熱すぎる。CDで「ふーん」くらいに思ってた曲も、いざライブで目にし、耳にするともうカッコよくてたまらない。こんないいライブをやるバンドはなかなかない気がする。ほんと、メンバー含めてプロだし。これはライブに実際いかなければ味わえない。ニコ動でもYouTubeでもだめだ。それに、もっと前衛っぽいかもとも思ったらキチンとポップだった。そういうバランスの取り方もプロフェッショナル。正直ファンになった。
ちなみにセットリストっぽいもの。メモ取りながら聞いてたわけじゃないので曖昧な記憶から。
- 生きること
- 入念
- デジタルなフランケン
- ゾウアザラシ
- カレー三昧(三田超人vo.)
- 水に流して
- パイク
- en.1 びろびろ
- en.2 プヨプヨ
行く前の知らない曲ばっかりだったらどうしようという心配はよそに、実際には8割方知ってる曲だった。てかほとんどイントロの時点でなんの曲かわかった。
もう1,2曲ぐらいやってた気がするけど、どうも思い出せない。前半・後半はあってると思うけど中盤は曖昧。特に5-6あたりがすごく怪しいです。メモ取りゃ良かった。
また行きたいなー。いや、これは絶対そのうちまた行くな。
以下、参考までに動画を数件。
プヨプヨ
1981年当時の巻上。ちょっと若い。髪型もかわいい。
パイク
神曲「Pike」。これは1980年なんでさらに前。TV番組。三田さんのパフォーマンスが冴えてるぜ。
生きること
生きること
最近のも一つ。2007年。同じハコなんでなんで雰囲気けっこう近い。