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CD『Kaléidoscope』/高見沢 俊彦

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amazonで予約してた初回限定版が届きました。

楽しみにしてた高見沢ソロアルバム。

曲毎の感想は気が向いたら今度やります。まず全体的に。

中の楽曲は非常に期待通りでいい感じにころがってると思う。万事がいいとは言わないが、全体としていい。楽しみにしてた甲斐があった。以下、適当に気になるのをピック。

つんく x2。つんくらしいし、つんくの高見沢に対する愛情が感じられて良い。M1「禁断の果て」はつんくらしさとつんくコーラスとが良く合ってる。つんくのコーラスで高見沢の歌を聞く日がくるとは。双方のキャラが出てて仲良しなんだろうなぁ、と。『主義 -ism:』っぽいかな?

M3「騒音おばさん VS 高音おじさん」。別に驚かないし、こういうのやるのはいいんじゃないの。詞の内容とか前半のコントとかは個人的に好みじゃないけど、この詞の上に高見沢がこのメロのっけたかと思うと面白い。やるねぇ。

M7「Techno Glamorous」。てくの? 『Berlin Calling』っぽい。高見沢が楽しそうだからいっか。M8「ENDLESS DREAM 2007」はアルバムに入れる必要があったのかは「?」。あのスピード感は悪くないけど。

向井のM9「けだるい色の花」はタイトルからしてももっとマイナー調でくるのかと思ったら、明るくさわやか。いまんところこの曲が一番好き、かな? やはり口先とんがらとんがら...のくだりが良い。2コーラス目の歌詞とかも高見沢が書かなそうだけど合ってていいね。うん、そうね、この曲がいまんところ一番好き。次点はM1「禁断の果て」かな?

M12「洪水の前に」はアンチ浦沢としてもう拒絶反応。浦沢っぽい詞だし、高見沢のアレンジもそれらしい。でもらしいからこそ受け付けられない。アルバムの最後にするのは正解だと思う。

あー、やっぱ全部書いた方が早い気がしてきた、気が向いたらこの記事分割するか。

プロダクト・デザイン

物質としてのCD、ブックレット、ケース等のデザインについて。

これはひどい。もう、いいや。昨今のALFEEのジャケまわりには文句言い疲れた。特別版の緊急で出したオマケ的なCDならいざ知らず、これはオリジナルアルバムでやる仕事じゃないと思う。初回限定版のジャケも「カードダスかよ」という無駄な特殊キラキラぶりだし、そもそも基調の色が水色なのが解せない。ジャケ絵の背景に合わせたつもりなんだろうが、合わせればいいってもんじゃない。このジャケ絵・PV等で行くつもりならもっと重厚な色にすべきだ。そんでもって私なら初回限定版は透明or紙ケースとかジャケの上に乗っけるプラスチックシートとかに額縁的な印刷をしてリッチ感を出すね。んでブックレットとかも一部プラスチックシートに印刷とかするね。ジャケを有名なイラストレータに頼んで力を入れるなら入れるで、なんで絵を殺すような事をするんだ。なにこの板。だれかちゃんと全体をディレクションしてる人はいないのか。ジャケの絵も中の写真もプロダクトデザインもPVもちぐはぐ。せめて視覚効果だけでも統一しろよ。ってかそのアルバムの内容に合わせたデザインとかする気ないでしょ?

ジャケットの絵そのものはそこまで悪くないと思う。イラストレーターも意欲的に選んでると思うし、デューラーっぽい高見沢も悪くない。それだけに惜しい。

本当に、ひたすら「これがダサい」って指摘できる人がいないんだろうなぁ。できるってのはこれがダサいて "判断" できるって意味で。

初回特典DVD

いいね。これはCD買う価値あるな。

内容は、ゲスト・ミュージシャン達のインタビューと「千年ロマンス」のPV。

初回特典のPVの入ったDVDをCDの初回特典としてつけることはもう、ALFEEのみならず商業音楽界のお約束みたいになってきてるので別にそのことにはもう特段感心しない。やはりポイントはゲストのインタビューだ。これだけ色んなゲストに話してもらって、その企画、編集等の手間を考えると、力入ってるなぁとしかいいようがない。べつにどうでもいいことだけど、1人1人出演交渉等をするのも手間なことだろう。

ただそれ故に、この特典DVDは非常に実り多い物になっている。正直このインタビューを2度3度みることはあまりないと思うが、非常に楽しめた。オンライン配信とか音楽データの個人間の交換とかと戦いたい(物質としてのCDを売りたい)んなら、せめてこういうところで戦って欲しい。まぁ、これすらも、iTSとかで1曲買いじゃなくてアルバム買いすると映像も付いてくるとかできると思うけどね。結局我々がペイをしたいのはモノじゃなくて情報なんだから。

閑話休題。インタビューは楽しかったです。まぁリップサービスも多々含まれてるとは思うけど、他のメジャーミュージシャンや作家から見た高見沢俊彦を聞けるのは楽しいモノです。出演してたのがゲスト全員じゃなかったのは残念だといえば残念だが。

そして「千年ロマンス」のPV。これは良い。これは好き。先日「千年ロマンス」いまいちみたいなことを言ったけど、このPV見て一気に印象が変わった。

やっぱCDの歌詞カード片手に新曲を注意して聴いてると、耳は音楽に傾けながら目はもちろん歌詞カードを追うから、すごい意識が歌詞の内容にいくのよね。まぁ、当たり前だと思うけど。歌詞の内容が気になる。そうすると歌詞の意味内容や一字一句が全体の評価に占めるウエイトが高くなる。それがPVになると、歌詞の内容は非常に2次的な物になって、そのかわり入ってくるPV映像は音楽そのものの視覚的な補助として働く。つまり、その音楽全体が持つ世界観を視覚的に強化する役割を果たすことになる。そーすると、これがいい具合にハマってくるんだよねぇ。

「千年ロマンス」は高見沢ソロ・プロジェクトの看板曲として過剰に(お茶の間イメージとしての)高見沢臭いモノになるだろうことはおおかた予想がついていたのですが、このPVはそれを良く強化しててよろしい。王子様。過剰な、絵に描いたような王子様。得体の知れないロボットの様な執事(一言もしゃべらないことにも注目)をひとり従えてハリボテっぽい山奥の城の中でひとり優雅な生活を過ごす。そしてその執事さえも最後には消え去り滑稽に着飾った高見沢のみがひとり残る。非常に高見沢らしいじゃないか。その生活はルートヴィッヒ2世か(言い過ぎ

ある程度のALFEEファンだったらこんなのは高見沢の本当の姿ではないことはすぐに分かるし、つまり非常に良く演出されていると言えよう。このシチュエーションならあのハリボテみたいな歌詞もあってくるかもしれない。メタ的にだが。

もっと単純に考えてもPVの高見沢はキレイに撮れてると思うし、あの玉座に座ってカメラを見据えたまま歌う所とか結構好きです。いいねいいね。

PVがよい方向に働く例。「太陽は沈まない」も一緒。

まぁ、ひとまずファースト・インプレッション。

面白いなぁ。もっと作曲まで他の人にやらしちゃうのも見たかった気がするし、アレンジを丸投げとか、逆に高見沢作曲の曲を他のバンドとかミュージシャンが歌詞付けて歌うとか、色々聞いてみたい。こんな企画モノばっかりやってるわけにはいかないだろうけど、こう外の血を入れるのは閉鎖性の高い近親相姦的なALFEEサウンドにおいてなおさら面白い。

さてさて、今後はこれがどう今後のALFEEに反映してくるかなんだけど、正直な話、これにはあんまり期待してなかたったりする。このソロ・プロジェクトだけで十分満足なもんで。

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