AOKI takamasa + Black Velvets
1日でライヴを2つもハシゴしてしまった。AOKI takamasaとBlack Velvets。Apple Store Ginzaと六本木トラウマリス。19:00〜20:00と21:00〜23:00。正直至福だ。
値段はタダと2,500円ワンドリンク。チケットはないので当日直接行く。そして両方席が恐い。1列目真ん中だ、両方とも。演奏者に近い席、リーズナブルな価格、気軽さ、そして地の利の良さ。こんなのに慣れちゃうからALFEEのライヴ行くのおっくうになるんだよ。
以下、そんなすげー席に座りつつ聞いた2つのライヴの軽い感想。
AOKI takamasa in Apple Store Ginza
AOKI takamasaがApple Storeで無料ライヴをやると知り、こりゃあ行くしかないと、AOKI takamasaの大ファンの友人を連れて2人でGinzaへ。
その友人が張り切りを見せ、1時間前から並ぶ。私は彼が来るより先に着いたのでGenius BarでダメになったMighty Mouseを新品と取っ替えてもらってから合流。前から6,7人目くらい。ちなみに並んだところはApple Store Ginzaの裏導線っぽい階段。といっても普通に客も使えるけど(おそらく例のエレベータが使い辛いため開放したんだろう)。
会場がオープンになると、並んでた順に前の奥から順番に座らされる。つまり、最初に並んだ人は1列目とはいえ一番隅。それはあんまりじゃないか……? まぁでもおかげで我々は最前列のほぼ中央に座れた。
まず最初はApple Storeの店員によるApple Storeの紹介。まぁ無料でやるかわりのCMみたいなものだろう。でも、押し付けがましくなく、Apple Storeの触れてもらう機会を作っている。いいシステムだ。その紹介が終わると、そのStore店員がAOKI takamasa氏を紹介し、本人登場。「端の人、音が悪いかもしれないけどごめんね」みたいなニュアンスのことを(マイクも通さず)言ってもう即演奏開始。MCそんだけかよ。ってか最初に並んだ人ふびんだよ。
さて、この人のライヴは初めて。というかAOKI takamasa氏が演奏しているのを見ること自体初めて。曲のテンポを体でとりながらラップトップ(要はPowerBookG4)3台とサンプラーっぽい機械をひたすら弄る。いや、カッコいいっすよ。すげー。見入って+聞き入ってしまった。
ちなみに、バックのプロジェクタはVJがわりにiTunesのビジュアライザ。たまに出てくるリンゴマーク。うまいことやってんな、Apple。
ライヴの時間は1時間だったんだけど、本当に1時間ずっと演奏しているだけだった。すげー。1曲終わって次の曲とかそういう概念がない。いや、途中で曲調は変わるんだけど、でも45分間ノンストップ。ひたすら無言で機械を弄る。でちょっとだけ歌う。気付いたら45分終了。
そして演奏後はまたマイクを通さず「ありがとうございました」の一言で退散。MCそんだけかよ。
さらに帰りがけにApple Storeから1人1枚iTMS1曲無料カードを貰う。タダでライヴ見させて頂いた上に曲まで頂けるなんて。至れに尽くせりです、Apple。もちろんまた店員がiTMSとそのカードの使い方の説明。1曲分プレゼントでiTMSを使う習慣をつけてくれたら安いもんなんだろう。布教大変だね。使うよ。iTMSは前から使ってるけど。
至福の友人ともう1人ライヴに来ていた知人と少し話した後2人と分かれ、六本木へ向かう。
Black Velvets in トラウマリス
「俺たちの紅白歌合戦」みたいないい加減なサブタイトルがついてたライヴ。店(普段はバー)に入ると、カウンターの席が埋まってしまったと言われ、残る席は奥の演奏者が見えない席か演奏者の目の前の席か。んー、少々迷ったが、目の前の席を選ぶ。この席、あまりに近すぎて逆に気まずい。しかし、ヲノ氏を見たい誘惑に負ける。
全然言葉を発しないヲノ氏。授業でさんざん話すからもうライヴでは話さないことにしてるみたいなことを以前日記に書いていたが、私は授業うけてるわけじゃないんだからヲノ氏のMCが聞きたいっすよ。
そしてヲノ氏、前から思っていたのだが人一倍ミスが多い。ミスった後のヤケクソな弾き方が密かに好き。ヲノ氏が寡黙な分ミスを楽しむことにしてるのだが、音楽の聞き方として間違ってるということには一応気付いてる。
こっちのライヴはいつも通り楽しく終了。Black Velvetsのライヴとしては珍しく最初から最後まで聞けた。いつもは前半か後半かどっちかしか聞けないことがおおいんで。最後の1曲でともさんが楽器を落としながら演奏してたのがものすごくかっこ良かった。
以上ライヴをハシゴした話。こんないい日程と場所は2度とないかもしれない。
- AOKI takamasa
- コンピュータを使ったノイズ寄りで品のあるエレクトロニカ系のミュージシャン。
- AOKI takamasa_SILICOM_site
- Black Velvets
- 時代錯誤なムード音楽バンド。ヲノサトルがいる。
- Black Velvets