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『詳解 HTML&XHTML&CSS辞典 改訂版』/大藤 幹

→ amazon:BOOK『詳解HTML&XHTML&CSS辞典』

別に先日買った『HTML&CSS ビジュアル・リファレンス』に不満があるからというわけではないが、機会があったので、『詳解HTML&XHTML&CSS辞典』の最新版を手に入れてみた。しかも、嬉しいことに今年の1月に改訂版が出たばかりらしい。

もちろん、これの数代前の旧版にあたる 『HTML&スタイルシート辞典』(2000年)は持っているのだが、流石にそろそろ5年前だ。新しいのに変えてもいいだろう。

考えてみるとこの『詳解 HTML/CSS辞典』シリーズはヴォルフロの前身サイトが1999年の9月にスタートした当時から使っている(そのときはHTML&JavaScriptだったけど)。ヴォルフロは『詳解〜』シリーズのおかげと言っても過言ではない。事実Strictなサイト作りに目覚めたきっかけはこの本だったし。最初に手にしたHTMLの教本が最高の良書だったことは今でも幸運だったと思っている。

さて改訂版。単純に自分が今まで持ってるのと比較して、一番感じるのはDTDが増えてること。前のはHTML 4.01とXHTML 1.0だったけど、それにXHTML 1.1とXHTML Basicが加わってる。XHTML 1.0もSecond Editionになってるらしい。あとHTMLパートの章末リファレンスが増えた。この辺の丁寧さは特にMdNのリファレンスをレビューした後のせいか感心する。というかこの仕様書への誠実さがこの『詳解〜』の魅力の全てとも言える。MdNのとか超適当だったもんなー。

あとは対応ブラウザが増えてるのが何気に便利。HTMLはそうでもないけど特にCSSはね。前のは流石に情報が古くて、もう最近は辞典見たときに対応ブラウザを確認することもなくなっちゃったんだけど、この最新データはやっぱり使える。text-shadowプロパティのブラウザ欄がSafariだけなのが誇らしい。改めてXHTMLだのCSSだのの実装状況見るとInternet Exproler酷すぎ。セキュリティー対策のIE7とか出してる場合じゃない。むしろ闇に葬って欲しい。

カニとオレンジとヒラメはフィッシュイーターは健在w。

CD-ROMがなくなったのは良いと思う。値段もちょっとだけ安くなったみたいだし、本も広げやすいしね。単純にCD-ROM入ってても使わないだろうし。

別に根こそぎ作り直されてるわけじゃないけど着実に改良されていってる。解説丁寧だし。単なるHTML/CSSリファレンスとしての性格だけじゃなく、さり気に標準仕様のHTMLへの移行(とうかアクセシブルなサイト構築)を促してるのが好感(実際私はそれでいつの間にか啓蒙された)。且つ、それを認識した上でのブラウザのバグを使った裏ワザとかブラウザ独自拡張のCSSの使用には目くじらを立ててるわけではないし。いい本だなー。

しかし、もう少し、デザインが良くならないものか。今回表紙のデザインが大幅に変わったけど、この変わり方もよく分からない。この辺は(小手先だとしても)MdNの方が上手い。内容とか使い勝手に全く不満はないのでまぁいいのですが。やはりMdNの『HTML&CSS ビジュアル・リファレンス』とこの本を足して2で割ったリファレンスが出れば……。

あと、個人的な希望としてはこれのハンディー版が出て欲しい。『プチリファレンスHTML』ではなくて。"詳解" のハンディー版。画像とExampleのソースをけずってフォントサイズ下げて字を詰めたようなのくらい。しかしこれもこの本今でももう十分情報密度は濃いのでこれ以上は高望みな気がしますね。

この大藤氏の "詳解〜" シリーズは間違いなく良書です。前から言ってるけど、これと神崎氏の『ユニバーサル HTML/XHTML』さえあれば、HTMLとCSSでサイトつくる上で恐いものはない。

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