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『ゴッド チャイルド』/ 由貴 香織里

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由貴 香織里の伯爵カインシリーズがついに完結。最終巻発売してからもう1週間以上経つけど、なんかレビュー書きたくなったので書きます。

カインシリーズってのは、私にとってなんだかんだでかなり特別な位置を占める作品なわけで(断然 カインシリーズ >>『天使禁猟区』です)、シリーズ1の『忘れられたジュリエット』が1992年に発売されてから12年、それがついに、やっと、完結したわけですよ。『アーシアン』もそうだったんだけど、その『アーシアン』とカインシリーズが完結したことで、私のマンガ歴にちょっとキリがついた気がします。"ヲタクだった自分にさようなら" みたいな。いや、今も十分ヲタクなんだけど

以下、完璧ネタバレです。まだ読んでない人はご注意を。

<ネタバレ>

是非の2点はやはり最後のゴタゴタっぷり(天禁化?)と、主人公カインが最終的に死んじゃうことでしょう。

後者に関しては、私は嫌いじゃないです。由貴 香織里がそうしたかったんならいーんじゃねーの? 逆に、"死んだと思ってたけど、実は奇跡的に生き残っていた" みたいな展開が私はとても嫌いなので、いいかもしれない。終わり方も好きです。最後までわずかな期待をさせといて結局……、っつー。『Life is beautiful』的な。ハッピーエンドだしね。あれは、ハッピーエンドだと思うよ、全然。

問題は前者。これはちょっとがっかりかな。せっかく "天禁 << カインシリーズ" だったのに、これじゃかわんない。こんなロンドン中を巻き込む必要はない気がする。オカルト色というかSF色というかも強すぎだし。リフが実は死んでたとかいらないと思う。

天禁くささのひとつとして、リフ=カタン、Dr. ジザベル=ロシエルの構図があっという間に頭に浮かぶ。お父さんは創世神か。まんますぎないか? リフとカタンの仕える対象が違うけど。カタンはバッドエンドだったけどリフはハッピーエンドだね。この辺はリフver.の方が好きだな。ちなみに、ジザとロシエル両方好きです。

</ネタバレ>

『ゴッド チャイルド』が始まったときはまさかこれがこんな長く続いて、しかもこれでシリーズが終了するなんて思ってもいませんでした。まだずっと続くんだと思ってた。潔くていいけどね。これがカインシリーズでやりたいことだったんならこれで良いと思う。

それにしても、『忘れられたジュリエット』を改めて読み直すと、ホント絵が古いね。当時は最近の絵だって感じてた『赤い羊の刻印』も昔の絵だなぁ、って思っちゃうし。リフはあんまし変わんないけど、カインの外見年齢がコロコロ変わる。

『天使禁猟区』終わってカインシリーズ終わって、次なにやるんだろ? もう新連載とか始めてんのかなぁ?

あと、今回このゴッドチャイルドの表紙画像、アレなんだけど許して(死。ていうか、なんでないんだ、amazon。

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