ヴォルフロッシュ

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古屋 兎丸

こっそりABOUTの好きなマンガ家が1人足されてるのに気付いた人はいるだろうか? 最近私が最も評価してるマンガ家が、この古屋 兎丸(うさまる)氏です。コミックス1冊目を買ったときからあっという間にハマリ、超特急で集めております。今のところ、私が手に入れた兎丸マンガは、

の、以上計7冊です。これと、あとスピリッツで連載中の『π』を読んでおります。『π』は今月下旬にもコミックス化するし買う気も満々。まぁ、あと持ってない兎丸コミックスは2冊だから、つまりはもう殆ど持ってるっつー話なのです。あとの2冊は売ってるのを見かけない。見つけたら買う。

で、この人何がすごいかって、まず、美大卒だかなんだか知らんが絵が上手い。しかもガンガン作風を変える。まるで違うマンガ家が書いたかのように絵も内容も違うんですよ。いや、もちろんベースの絵みたいなのはあるんだけど、その作品作品によって書き込み方を変えたり全く違う表現方法をとったり。内容もいわゆるバカ青年マンガ(π)みたいなのからファンタジー(マリーの奏でる音楽)、ギャグ、サブカル系まで。実験的というか、飽きちゃうのかなぁ? 長編マンガもないし。一番長いのが『マリーの奏でる音楽』の上下巻でしょ。こういうあっちこっちいくのって、なんだか色々をもてあまし気味な気がする。我が持てないのか。元々はガロでデビューした人だし、『Garden』みたいなのが本質かな?と思っているのですが。

私の場合、元々は「π」から入りました。このマンガ自体は結構しょうもないバカマンガなのですが、スピの増刊号の『山田』に載ったときからどうも気になって。でも山田で初めて見たときは正直「新人か?」くらいの勢いだったんです。山田自体が新人てんこ盛りの雑誌だってこともあったし、絵も別にまぁそこそこ程度。でも話は普通に「面白いな」と思った。でスピで本連載が決まった辺りにスピスレだかIKKIスレの住人が兎丸のスピで連載開始について色々言ってるのを見て初めて、実は有名な人だったのか、と、まぁ興味を持ったのです。

まぁ、どれもそれぞれかなり面白いんだけど、私的には今のところ『マリーの奏でる音楽』と『ハレポリ』と『Wsamarus 2001』が面白いと思ってる。『マリーの奏でる音楽』は完成度高いです。宮崎 駿とガウディーの匂いが漂いますが。万人に勧められるマンガ。『ハレポリ』と『Wsamarus 2001』は同じような位置にいるマンガ。ジョークもの中心のショート集。『Wsamarus 2001』の方がグロとか短編も混ざっててゴッタ煮っぽい。ひとまず『マリーの奏でる音楽』を読め。

一番最初に買ったコミックスは『Wsamarus 2001』、一番最近(今日)買ったのは『Garden』。『Garden』の「裸の〜」はまんまボッシュ「快楽の園」やーん!と思ったんだら、あとがきに書いてあった。しかしこの『Garden』は錬金術バリバリの短編も入ってるし…。澁澤とか読んでるんだろーな。グロ/サブカルチックな話もかなり多いのですが、「エミちゃん」(@『Garden』)や「自殺サークル」みたいなのはそんな好きじゃない。でも「赤鬼」(@『wsamarus 2001』)は何故か平気。あくまで「そんな好きじゃない」だけなので、生理的にダメとかそういう感じではない。面白いと思わないんだよなぁ。兎丸に限らず「自殺サークル」みたいな "いかにも" なヤツって拒否反応が。「エミちゃん」は普通かな?それより「エミちゃん」の袋とじを開く方がA型気質な私としては問題でした。結果は50点(袋とじの切り方ね)。少々斜めに切れてしまったのが気になる。

今までの兎丸マンガから見れば、雰囲気が全くかけ離れている『π』。兎丸は何を考えてこれを書いてるのだろう? 途中、途中に兎丸臭さはかいま見られるが、基本的には何も考えてないようなバカマンガ。これさえも「こいうバカなマンガを描く」という行為まで含めて描いてる気がしちゃうのですが、はてさて。TV版エヴァの最後で転校生ラブコメが挿入されてる感じ。「π」自体はバカバカしくって好きです。賛否両論だろうけど。

ちなみに兎丸の次点の花丸急上昇マンガ家は三宅 乱丈氏。単発ツボマンガはウサギ繋がりで(?)『Hana-Usagi』。

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